水周りリフォームで覚えておきたい事

水周りリフォームの覚えておきたい事

水周りのリフォームでは幾つか注意した方が良い点があります。

価格

水周りリフォームの多くは高額になります。何故なら水周りリフォームの主体が設備機器という商品であり、その商品がわりと高額だからです。そして、それぞれの商品は組み合わせで選ぶ方式をとり、その組み合わせ次第では安くも高くもなり得るのです。では以下で具体的に書きます。

メーカーを選ぶ

水周りのメーカーは幾つかあります。最近はメーカー同士が統合し、以前よりかなり減ってしまいましたが、今なおそれなりの数に上ります。設備機器メーカーの多くはキッチン、浴室、洗面台、便器など一通りのラインナップを持っています。TOTOと言えばなんとなくウォシュレットに代表される便器のメーカーというイメージがあるのですが、キッチンやユニットバスなども供する総合設備機器メーカーです。ショールームに行けば水周り全般の展示を見る事ができます。クリナップはなんとなくシステムキッチンのメーカーという感じですが、同じくユニットバスや洗面化粧台も供しています。これらメーカーはそれぞれ得意分野を持ちながら、水周り全般をも取り扱うという事ですね。その中にあってパナソニック内エコソリューションズ社とLIXILは群を抜いた存在です。売上高でまさに2強と言えます。もともと業界で圧倒的な存在であったパナソニック電工が解散し、パナソニックの社内カンパニーであるエコソリューションズ社に中核が受け継がれました。対して、LIXILは5つのメーカーが統合し一気に規模を拡大した会社です。トステム・INAX・新日軽・サンウエーブ工業(製造部門除く)・東洋エクステリアといういずれも知られた大きなメーカーが統合するという事で、筆者も大いに驚いたものです。いささか、話がそれましたが、他にもリンナイ、ノーリツ、タカラスタンダードなども含めた設備機器メーカーの中からいずれかを選びます。

商品を選ぶ

それぞれのメーカーでは幾つかのシリーズを揃えています。キッチンならキッチンで価格帯・路線の違う各シリーズがあります。庶民的、中級、高級といった具合に見た目、デザインの異なるシリーズのうちどれにするのかを決めます。

面材など素材を選ぶ

商品を選んだら面材などの素材を選びます。面材と言うのはそれぞれの設備機器に使われている板材の事。特に表面の仕上がり具合を言います。面材の仕上がによって幾つかのグレードに分かれます。各グレードごとに数万円ずつ価格が変動し、最も低価なものと高価なものとでは結構な価格差となります。キッチンだとワークトップ(天板)の素材も幾つか種類がありますし、ガスコンロの天板にしても同様です。各部分の素材をどうするのかで商品の価格が上下するわけです。

オプション

水周り危機には多種多様な周辺機器、オプションがあります。ちょっとしたアイディア品から、相当な設備まで目も眩まんばかりです。例えば、システムキッチンではリフトダウンウォールという可動式の吊戸棚があります。これは手動式の物と電動式の物があります。ユニットバスではミストサウナや浴室テレビなど、便器では自動開閉、自動洗浄などです。ショールームでデザイン性、機能性の優れたオプションを見ると、夢は膨らみます。そして、コストも膨らみます。

寸法

間口

間口はwと表されます。wideの頭文字でwという事ですね。家の広さでは間口の大きさは絶対的なものです。通常は業者がキチンと測ってくれるものですが、ご自分で手配するする場合にはきちんと測るようにしましょう。

奥行き

壁付けのキッチンを設置する場合で考えると、奥行きとは壁からの出っ張りの事です。既存のキッチンが壁からどれくらい出っ張っているのか測ります。今設置されているキッチンの奥行きは、動作を考えて設置されたものと考えられます。今以上に出っ張ってしまうと、キッチンの前で移動しずらくなるなどの支障が出る可能性があります。

高さ

高さは利用しやすさだけでなく、そもそも設置できるのかにもかかわってきます。キッチンの高さが低すぎると腰に負担がかかり、高すぎると天板の上の物を持ち上げにくくなったりします。適度な高さの目安は「身長÷2+5cm」とされます。ショールームではスタッフの人が高さなどについてもアドバイスをくれますが、覚えておいて損はありません。一般的な高さの規格は80cm、85cm、90cmと決まっているので、微調整は現場サイドで行う事になります。設置する業者としっかり打合せしておきましょう。吊戸棚の高さやなど測れるものは全て測っておきましょう。洗面化粧台は結構な高さになります。天井高の関係でそもそも設置できない事がありますので、サイズを測る際はmm単位までしっかりと測っておきます。

納期

水周り機器はものによっては一か月以上かかる事があります。時期や天候でさらに伸びてしまう事もあるので注意が必要です。特に特注品ともなると一か月半くらいかかる事もありますので、特別な事情があって期日が決まっている時は気を付けましょう。特注品は既存の製品では物足りなくて注文をつけるような場合を想定されるかもしれませんが、一般的な規格に合わないために、寸法を直すような場合の方がむしろ多いでしょう。

設置の可否

設備機器によっては設置できない事があります。マンションなどでタンクレストイレを付けようとしたところ、ここには設置できないと言われる事があります。それは一定の水圧がないと機能しないからです。タンクレストイレ全てではないので、こうしたケースでは低水圧でも大丈夫なタイプを選びます。ただし、低水圧でも大丈夫なのは加圧装置が付いていて、その分高価格です。他に電圧の関係で現状取り付けられないというケースもあります。ここはそもそも論となるので、設置できない物を購入しても意味がないという意味で、気をつけなければなりません。

近隣への影響

水周りリフォームでは特に集合住宅で近隣に影響を与える事があります。上下階の断水をお願いしなければ施工できない事があるからです。事前に期日、時間帯をお知らせし、ご協力を仰がなければなりません。業者に発注すれば通常その業者が挨拶回りと一緒にご協力をお願いしますが、自らもご挨拶しておいた方が無難です。