マンション特集を更新して思う事

マンション特集更新作業が続きます。基本的に単純作業の繰り返しなので、ただ注意力を働かせるくらいで、あれこれと思考を巡らせる必要はありません。
とは言え、半ば無意識に考えたり感じたりする事はあります。
例えば、マンション特集で用いる画像についてです。
マンション特集は今までに撮りためてきた画像を使っていて、古いものでは5年以上前の物もあります。
本来なら常に最新の物を用いるべきなのですが、マンションの数もかなりのものになりますし、
マンション特集のためだけに全て撮りなおす事はできません。
そうした中、画像の新旧が一目でわかる時に、「このマンション撮りなおさないとなぁ」と感じるのは確かです。

画像鮮明度

何が違うかと言えば、画像の鮮明度です。今はスマフォで撮影する事も多いのですが、それだってかなりの画素数です。デジカメも日進月歩でかなり性能が向上しました。古い画像はどうしてもぼやけて見え、いかにも古ぼけて見えます。

視界の広さ

次に、視界の広さというか横幅です。

かつてはデジカメに収まる幅がとても小さかったので、マンションの全体が移らない事がしばしばありました。途中でちょんぎれた残念な画像を目にすると、かつて建物の前で、なんとか見栄えの良い全体の写った画像が欲しくて、何枚も撮りなおした記憶がよみがえりました。

マンションそのものの違い

時代の変化と共にマンションの外観も変わります。劣化によるものや、大規模修繕で逆にキレイになったりするからです。それと、マンションに入っている店舗が変わり、看板・テントが変化していたりします。「あっ、昔こんな店あったな」なんて事を思い出しながら、単純作業を続けました。

街並みの違い

マンションそのものの変化とともに、それと一緒に写る周囲の景色と言うか景観の違いにも気づきます。あるマンションの横に空き地が写っていて、その空き地には今たくさんの家が建っている。そうかこの時のこの空き地がその後開発され分譲されたんだなぁと、その後の出来事と結びつくのです。街並みは建物の消滅や出現によって時々刻々とその姿を変えます。私たちの仕事は、その一瞬一瞬ではどんな変化であったのか気づかないのですが、時を経て振り返った時にふとその変化を感知します。いえ、これはその街に住むすべての人にとっても同じなのかもしれません。変化はたとえ気づいてもすぐそれに慣れてしまいます。慣れてしまえば変化した事を忘れ、いま目にしているものが当然のものだったと思うのです。その中でもふとしたきっかけで、変化を思い出して懐かしい気持ちになる。そのきっかけはそれぞれで、あるいは写真であったり、匂いであったり、出来事であったりします。記憶の底に沈んでいる出来事と結びつく何かによって引き上げられたものは、懐かしくもあり、意外でもあります。変化と順応、あらためて考えるものがありました。

2015年10月18日