東村山市ベランダ交換、漏水解消工事請負顛末

きっかけはキッチンの床がブカブカしてきた事でした。床下で異常が起こっているという事で施主さんが他社さんに見積もりを依頼したそうです。その後もう一社相見積をとったところで、値段的に高額であるとの事で、私共にご相談がありました。一旦は多忙を理由にお断りしたのですが、わざわざ事務所までお越しいただいたためよくお話を聞くと、前二社の出した見積もりがてんで見当はずれであると私は感じたので、そのようにお話ししたのです。
床下までもぐって写真つきの報告書までこさえて、それらの業者さんはきちっとした報告書を提出していたのですが、それを私も見せて頂くと、確かに土台と柱が腐食しています。その原因を流し台の排水が逆流したためという判断の元、見積書を作成していたわけです。床をめくり土台や柱を補修し、流し台を交換し・・・というまったくの内装工事です。

でも私の経験則からは、漏水の原因はその大部分が外部からの水の浸入であって、配管が原因となるのはむしろまれです。
腐食している柱の外部がどうなっているのかをお尋ねすると、ちょうどベランダの下に当たるというのです。
そうなるとベランダあるいはそちら側の壁に問題がある可能性が高いと考えるのが普通ですし、一度ベランダを見たいと申し上げました。

数日後現地に赴きベランダを拝見する事になったのですが、案の定、鉄骨部分が朽ち果て水が内部に入り込んでいる形跡がありました。つまり、ベランダから入り込んだ水が柱を伝って土台付近を腐食させたのでしょう。
1階に下り、庭から外にでて外壁を確認すると、土台の外側にシミがあり、水が回っているのを証明していました。
施主さんに、そもそも内部の床や土台の工事をする前に、ベランダ回りを撤去してそこを処置しないと原因を放置したままになるのですからいずれまた同じように床が腐ってきますよ!と申し上げました。
他社さんより安く工事できないかというそもそものご依頼がありましたが、「すみません、見るべきところを見過ごしているので、うちでリフォームしたら別工事のしかも結構な大事が加わるので、かえって高くなってしまいますけど・・・」と正直にお話ししました。

施主さんにしても私が申し上げている事が理解できるため、それは仕方ないという事となり、私共に任せていただける事となりました。

ベランダ工事の為足場を建て、昨日ベランダの解体が終わったので、朝様子を見に行くと、柱がとんでもないことになっていました。土台付近の柱が傷んでいると思っていましたが、1階の天井近くまで柱が虫食いだらけでした。もはや柱としての用をなさず、壁で何とか崩れずにいたという有様でした。

今朝施主さんにもご確認いただくと、旦那さんも驚いておられました。


柱が腐り、シロアリが二回まで食い進んでいます。

 

一回天井部分の柱。もはや柱に見えないほど朽ち果ててます。

これはしっかりと柱を補強しないといけないですね・・・。

2016年07月30日