管理組合への申請

マンションのリフォームをする場合には予め管理組合などにリフォームの申請を行わなければなりません。それぞれの管理組合で定める申請様式に則って、計画的に行わないと工程通り工事を進められない場合があります。

管理人さんにご挨拶

リフォームを行う前にまず最初に行うのは管理人さんへのご挨拶です。その際リフォームを行いたい旨伝えると、リフォームについての注意事項等教えてくれます。注意事項を書いた用紙をもらえることもあり、何はともあれまず最初に行うべき事となります。もちろん前提として見積もり書を提出し、工事の依頼をいただいていなければいけませんが。管理人が置かれていない場合には管理会社等に連絡してリフォームについての注意事項を聞きます。

管理規約・生活細則等調べる

マンションにはそれぞれ管理規約が定められています。その他に生活細則等、管理規約を補完する決め事があればそれも調べます。管理人さんや管理会社からリフォームについてのルールを教えてもらった場合にはここまでする必要もないのですが、ルールがあいまいな場合には事前にしっかり調べておかないと工事中に思わぬ事態に遭遇してしまう事もあるので、慌てずしっかりと準備する事が重要です。

申請書類の作成

リフォームの申請では申請書に記入する以外にも仕様書や図面など関連書類も併せて提出する場合があります。必要な書類を作成し、管理組合等に提出したらあとはその審査を待ちます。途中問題があれば連絡があり、適宜修正を迫られる事もありますが、最初に調査をしておけば概ねそのまま申請が認められます。ここで注意したいのが、申請から認可までの期間が各マンションごとに異なるという事です。申請後翌日に認可される事もあれば、2週間前後かそれ以上かかる事もあります。これはもう「郷に入れては郷に従う」以外ありませんので、そうした事を想定して工程を組まなければなりません。

注意すべきは

マンションのような集合住宅では特に音と作業時間、そして共用部の養生について注意しなければなりません。こうした事は管理規約等にリフォームについての決まりごとが記載されているので、それをしっかりと確認しておくのが基本です。作業時間を勝手に8時から19時までなどと定めて工程表を組もうものなら、そもそも申請は下りませんし、申請書類に反して時間外作業をすればクレームの元となります。リフォームではどうしても音が出てしまいます。それでも規定時間ならばと周囲も我慢して下さっているのですから、ルールをしっかり守るのは当然と言えば当然なのですからね。そして、工事の性質上どうしても出てしまう音であっても出来る限り騒音を軽減する努力は必要です。作業に関わる者全体の意識を高める企業努力も求められるわけです。

音について

作業中の音意外にも気を付けないといけないのが遮音性能です。フローリングを張り替えたり、間取り変更によって新規にフローリングを張る場合には、これまたルールに則って用いる建材を選定しなければなりません。多くのマンションでは遮音等級についての規則があるので、一定以上の性能を持つフローリングを選定します。よく見られるのは「遮音等級LL45以上」という規定です。LL40、LL35と数字が低くなるにつれて、遮音性能が優れます。当然性能が高い分、費用も上がると思っていただいていいでしょう。

作業時間について

作業時間については定められたものを当然守ります。開始が何時からなのか、終了が何時までなのかが我々業者にとっては切実な問題となります。厳しい所だと9:00~17:00までの実質7時間しか作業ができない事があり、より長い期間が必要となるばかりでなく、人件費も嵩んでしまうというなんとも業者泣かせのマンションもあります。また、日・祭日に作業できないのは仕方ないにしても、土曜日まで作業できないマンションもあります。リノベーションのように長期に渡る工事では、週5日しか作業できないとかなりの長期となる可能性があります。

共用部の養生について

リフォームでは解体によって出た廃材の搬出、建材や住宅設備機器等の搬入などを行います。その際に共用廊下やエレベーター、階段を使用する事になるのですから、そうした共用部の養生を行います。運搬中にエレベーターを傷つけたりしないよう、エレベーター内をプラベニや青ベニなどで養生します。共用廊下はシートなどで覆い、毎日作業終了後に簡易清掃をします。

ご近所回り・工程の周知

工事開始前には近隣公園住人の皆様にご挨拶回りをします。工事のお知らせをタオルなどと一緒に配布して、工事期間中のご協力をお願いするのです。そして、共用部の掲示板等目立つところに工程表を掲示し、工事の進捗に合わせて適宜お知らせを配布・掲示します。ご挨拶回りについて、業者のみならず施主さんも行った方がいいのかというご質問をよく受けます。これについては、「業者だけでも大丈夫ですが、施主さんもなさった方がより丁寧です」とお答えしています。工事中のクレーム等は基本業者にくるものですが、施主さんに直接来ることもあります。中には「本人が挨拶に来もしないで・・・」と文句を言うご近所さんがいらっしゃいますので、できれば施主さんもご挨拶回りされた方が無難は無難です。

2016年07月27日