立川市の高さ制限

立川市内で建築物を建築する際には高度地区による高さ制限と航空法による高さ制限というしばりがあります。高度地区は市街地の環境の維持や土地利用の増進を図るため建築物の高さを定めた地区の事です。高さの最高限度または最低限度を定めます。用途地域の指定があるところに重ねて指定され、用途地域の指定を補完します。最高限度を定める場合は日照や採光の確保、景観の維持・形成など環境維持を目的とします。最低限度を定める場合は土地の高度利用による土地利用の増進を目的とします。

それに対して航空法による制限が課せられるのは付近に飛行場がある市町村と事になります。市内に立川飛行場、近隣に横田基地がある立川ならではの高さ制限です。

高度地区による高さ制限

立川市では従来「斜線制限型」の高度地区をしておりましたが、近年多摩地域で「絶対高さ制限型」高度地区を導入する自治体が増加していることに鑑み、また良好な市街地環境の維持・保全及び形成を図るため、平成28年3月1日以下四つの区域を除いて絶対高さ制限を導入することになりました。「絶対高さ」とは建てることができる建築物等の高さの最高限度の事で、絶対高さを超えて建築することはできません。

  • 都市開発諸制度の活用を促進する区域(土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を促進する区域のため)
  • 高度地用地区(土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を促進する区域のため)
  • 市街化調整区域(都市計画区域のうち、市街化を抑制すべき区域のため)
  • 第一種低層住居専用地域(既に用途地域の指定において、絶対高さが10mまたは12mと定められているため)

絶対高さを定める高度地区

既定の斜線制限型高度地区が定められている地域では、その制限に加えて、高度地区が定められていない地域では新たに絶対高さ制限が導入されています。以下をご参照ください。

  • 第1種高度地区・・・第一種低層住居専用地域の建築物の高さ制限10mまたは12m
  • 20m第1種高度地区・・・第一種・第二種中高層住居専用地域の一部
  • 第2種高度地区・・・第一種・第二種中高層住居専用地域、第一種・第二種住居地域、近隣商業地域、準工業地域の一部
  • 25m第2種高度地区・・・第一種・第二種中高層住居専用地域、第一種・第二種住居地域、近隣商業地域、準工業地域、工業地域の一部
  • 第3種高度地区・・・近隣商業地域、商業地域
  • 30m第3種高度地区・・・近隣商業地域、商業地域の一部
  • 25m高度地区・・・工業地域の一部
  • 35m高度地区・・・商業地域の一部

詳細については「広報たちかわ3月10日号 立川市絶対高さを定める高度地区指定特集号3(平成28年3月) 裏面(PDF:1,071KB)」をご参照ください。

航空法による高さ制限

航空法は 航空機の航行の安全、航空機による運送事業などの秩序の確立を目的とし、1952(昭和27)年に制定されました。航空の安全を確保するために周辺の一定空域を障害物が無い状態にしておく必要があり、一定の高さを超える物件等を設置することはできません。各空港ごとに制限表面が設定されており、その制限表面の上に出る高さの建造物、植物その他の物件を設置し、植栽し、又は留置することは禁止されております。制限表面とは、「航空機の安全な航行を目的として飛行場の周辺空間に設定される面。」 この面より上の空間に建造物や植裁などの物件を設置し、植裁し、または留置することは、原則として禁じられます。

立川市の市域には立川飛行場と横田飛行場の二つの飛行場による制限があります。

立川飛行場

立川飛行場制限表面

陸上自衛隊の駐屯地にある飛行場についての高さ制限です。立川飛行場はかつては立川市から昭島市にまたがる大きなものでした。戦後アメリカに接収され米軍基地となりますが、その後返還されるとその跡地は様々に利用されるようになりました。国営昭和記念公園は跡地利用の一例です。立川市では立川基地跡地昭島地区土地区画整理事業としてこのエリアの再開発を進めています。国の重要な機関も集まり(地方裁判所が移転したのは記憶に新しいところです)、南関東地域(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)に広域的な災害が発生した場合に、人員・物資の緊急輸送の中継・集積拠点として、災害応急対策活動の中枢を担う立川広域防災基地となります。

立川飛行場の高さ制限

現在の立川飛行場の滑走路の長さは1200m(過走帯300m含む)。標点(滑走路の中心)から半径1,500mの範囲(水平表面)では制限高45mとなり、転移表面こう配1/7、進入表面1/50となります。転移表面とは航空機が着陸のための進入を誤ったときに急旋回して離脱する場合などの安全を確保するための表面、進入表面とは航空機の離陸直後又は最終着陸の際の運航の安全を確保するための表面です。これら「進入表面」「転移表面」「水平表面」を突出する建物、樹木、工作物等の設置が原則禁止されます。

横田飛行場

立川飛行場ではヘリコプターの離着陸が主なものですが、横田基地では飛行機の離着陸が頻繁に見られます。そのため、横田基地のある福生市はもちろんの事、立川市や武蔵村山市、小平市など周辺割と広い範囲の市町村も航空法による高さ制限が求められます。立川市その他のホームページを見ても具体的な制限の内容については記載されておりません。詳細を調べたい方は以下にご照会下さい。

横田防衛施設事務所施設課施設第一係
電話:042-551-0319

 

2018年02月11日