預手による決済

昨日の夕方残金決済が行われました。住宅ローンを組む場合には金融機関の営業時間でなければ決済は行えません。ローンの実行は買主様の口座に対して行われるもので、それをすぐに買主様に振り込む形で残金の支払いをするからです。

これに対して現金による残金の支払いは何も営業時間中でなくても大丈夫です。

買主が売主に現金を渡す。売主は残金を受け取り、登記済証(いわゆる権利証)などの必要書類をを司法書士に渡し、きちんと所有権移転登記ができるよう準備を整える。そして、翌日早々に司法書士が登記申請を行う、という一連の流れで完結するからです。

現金の代わりに預金小切手を利用する

現金による不動産の売買では、しばしば預金小切手が用いられます。これは正式には自己宛小切手というのですが、預金小切手と言う通称を縮めて「預手(よて)」と呼び、業者間では「残金は預手で行います」などと話したりします。預手は現金と同様に扱われるとされ、振出人または持参人に額面を支払う旨が記載されています。これはつまり、持ってきた人には小切手に書かれた金額を支払うという事です。通常の小切手と異なり不渡りのリスクがありません。

現金同様と言えど現金ではない

前述したように預金小切手は現金同様に扱われるとは言え、やはり現金ではありません。何故なら預手は持っていけば必ずしもすぐ現金になるわけではないからです。振り出す(その預手を発行する)金融機関によって異なる様ですが、自己所有の口座に入金して中2日~4日くらいで現金化できます。即日現金化できる事もあるのですが、それは振り出した銀行だとか、特定の店舗だとか、これまた金融機関ごとに異なります。現金に近い信用を持ち、大金を持ち歩かなくていいという素晴らしいメリットを持ちつつも、やはり現金そのものよりも制約をうけます。

急がなければ最寄りの銀行で入金

預手による支払いを受けた場合に、急ぎでなければ口座を持つ最寄りの銀行に行って、入金すればしばらくすると現金化できます。急いでいる時には、どの金融機関が発行したのかによってかなり状況が変わります。ある金融機関だと築地近くのただ一店舗のみで即時現金化でくるので、片道2時間以上かけて足を運んだこともあります。一言に預金小切手と言っても、利便性についてはかなりの差異があるんだなぁと感じた事を覚えています。

2016年05月13日