マンションのトイレリフォーム

マンションなど集合住宅のリフォームをする際には周辺へのご挨拶の他、工程表の掲示や、工事内容に応じたチラシ作成が大切です。中でもトイレのリフォームをする場合には、場合によっては断水のお願いをしなければならなかったり、上下・左右の居住者の方の協力を仰ぐ場合もあります。

申請

集合住宅のリフォームでは、関わりを持つ人が多いことから、リフォーム前に事前準備が必要です。この場合に、賃貸物件ならばオーナー様の依頼を受ければあとは各戸の住人さんへのアナウンスやご挨拶などに進めばいいのですが、分譲マンションだとその前段階として管理組合への申請が必要となります。分譲マンションでは管理規約(生活細則)等が定められ、その規定に従って生活します。リフォームをする場合にもそうした規約に従う必要があり、どのような工事を、どういった仕様で、どのように工事を進めるのかを申請し、リフォームの許可を得なければなりません。

申請手続き

リフォーム工事の申請は基本業者が行います。申請書へのサイン等は依頼者であるお客様が行うのですが、その申請書に添付する書面の作成、提出は業者側で行うのが一般的です。申請書は各マンションごとに異なるので、管理人さんがいるならリフォームする旨お伝えし、申請用紙及び申請マニュアル等をもらいます。いない場合には、施主さんを通してリフォームの手順を確認し、様式に則って申請を行うのです。よくあるのは平面図、仕様書、設計図、工程表と言った建築書面です。管理規約で定められた性能をクリアしているか、禁止事項を犯していないかなどを管理組合(理事・理事長さん)が審査し、許可します。

近隣挨拶

申請が下りたら工程表に従い、着工前5日前後の日にご挨拶回りをします。お留守の場合にはご挨拶用のチラシとタオルなどを郵便受けに残しておきます。マンションでは上下、左右四世帯には必ず挨拶しなければならないなど、これまた規約に従って行います。ただし、工事中ご迷惑をおかけするのは必ずしも上下左右だけではありませんので、お施主さんの住戸の周りをある程度広くご挨拶回りしておきます。その他、公団団地では同じ階段を利用する各世帯など、その状況に応じて柔軟に対応します。

ご挨拶時にお留守の場合チラシとタオルでお伝えする事もあると述べましたが、どうしてもお目にかかってご挨拶しなければならない場合もあります。それは、工事をお知らせするだけでは済まず、お願い事までしなければならない時です。

断水のお願い

トイレのリフォームをする場合、便器を交換する際に公団団地などでは上下階(通常は上階)の各世帯に断水のお願いをする事があります。築年数の古い公団団地では排水管が最上階から階下に向かって部屋内を通っているからです。便器を取り外している間に、階上の世帯で汚物等を流してしまうと、それらが飛び散ってしまい大変な事になります。ご理解を頂き、交換している時間中、トイレを使用しないようお願いしなければなりません。これをお留守だからと言ってまさかチラシでお願いするわけにはいきません。

トイレリフォームで注意すべき事

トイレについては壁排水なのか、床排水なのか確認しておかなければなりません。当然それぞれ用いる便器のタイプが違うのですが、そもそも壁排水には対応していないシリーズなどもあり、施工の段階でこれは無理って事にならないようにしなければなりません。

次にタンクレス便器を設置する場合、マンション自体の水圧によっては取付不可能なものもあります。今は大分性能がよくなったのですが、水圧の如何では取り付けられないケースがまだあります。

一戸建てでは2階にもトイレを付けたいという場合にそもそも出来るのかという事と、やれるけどいくらコストがかかるんだ?というケースがあります。今の築一戸建てでは1階,2階ウォシュレットというのが当たり前の様ですが、まったくの新設という場合には思わぬ費用がかかる事があるのです。

社会構造の変化と共に、車イスでも利用できるような便所を整備しようにも、もともと限られたスペースしかないトイレをどうしたらいいのか・・なんて事もありえます。トイレのリフォームもなかなかに大変なんですよね。

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2016年05月09日