大型マンションと小規模マンションのメリット、デメリット

世帯数100戸を超えるような大型マンションと世帯数10とか20くらいの小型マンション。

どちらにどのようなメリット、デメリットがあるのかを考えてみます。

施設の充実度

単純に比較はできないのですが、大規模なマンションの方が共用施設が充実している事が多いです。そもそも小規模マンションではゲストルームやキッズルーム、シアタールームなどの施設を設ける余裕はありません。そうしたスペースを作るくらいなら一部屋でも多く作らなければ販売業者も投資した資金を回収できないので現実的ではありません。ある一定の規模ならば投下資金を回収しやすく、特に高級マンションでは充実した設備が付加価値となってより募集がしやすくなります。施設の充実度としては大型マンションの方が一般的に充実している事が多いと言えるでしょう。

マンションの出入り

大規模なマンションでは住人だけでなく知人や宅配業者その他関連する人の出入りがかなりのものになります。住人同士でも顔見知りかどうか微妙ですから、出入りする人がマンションに関わりのある人かどうかは判然としません。その点小規模マンションでは世帯数が少ない為、ご近所づきあいが良好かどうかにかかわらず、最低顔見知りではあるでしょう。もしマンションに見知らぬ人が出入りしたとしても、すぐ気づくのではないでしょうか。この点では小規模マンションの方が安心ですね。また、住人同士見知った顔同士だからアットホームな雰囲気になりやすいです。

セキュリティー

では大規模マンションだと見知らぬ人が入り込んでもわかりにくいという事でセキュリティー面で心配かと言うと、これはそうとも限りません。防犯カメラの設置、有人管理人の存在、各種セキュリティーシステムの利用によって防犯は違ってきます。大規模マンションでは多くの住人がいるわけですから、管理費もかなり集まるわけで、それをそうした事柄に回しても一人あたりの負担は微々たるものです。反対に小規模マンションでは管理費の総額も知れていますから、一人あたりの負担は相対的に高くなります。あとは管理組合、管理会社がどのように防犯に努めるのかで変わってきますので、どちらかに軍配を上げるのは難しいかもしれません。

修繕費

マンションでは毎月管理費と共に修繕積立金を積立て、防水・塗装工事などの大規模修繕費用はこうした積立金で賄います。大規模修繕は一定期間ごとに行うわけですが、それ相応の金額となってしまいます。この場合に積立金の合計を越えてしまう事があって、そうなると各世帯で不足分を補わなければなりません。小規模マンションではしばしばこうした事が起こるわけで、しかも負担金額も相対的に大きくなります。大規模修繕費用の総額は面積が大きくなればその分膨らむわけですが、総額に対する各世帯の負担割り合いは小規模マンションで大きく、より大型になるほど小さくなるのが普通です。つまり、修繕費用の観点からは大型マンションの方がよいと言えます。

まとめ

小型マンションは世帯数が少ない為それぞれ顔の見える付き合いができ、何かを決定する際に意見をまとめるのが楽です(楽でない事も当然あるでしょうが)。アットホームな雰囲気で、雑多な雰囲気が嫌いな人向きなのではないでしょうか。難点は世帯が少ないがゆえに、いざ何かをしようと予算を組もうとしても中々予算が集まりづらく、断念せざるを得ない事も起こり得ます。また、大規模修繕の負担割合が高く、修繕積立金だけで賄えない場合の負担金額も大きくなります。大型マンションはその世帯数の大きさから施設が充実し、新たに施設を充実する際の予算も潤沢で、大規模修繕における負担割合も相対的に小さくなります。ただし、人数が多い為、出入りも多く、人数が多いゆえのトラブル発生のリスクも高くなります。また、意思決定には人数が多いだけの多少の苦労が伴うでしょう。

2015年12月02日